宅配の冷凍弁当は便利?おすすめのサービスと自作のコツ

忙しい日々の中で、「今日のごはん何にしよう…」と悩む時間は大きな負担です。
とくに毎日家事の時間が限られる共働き家庭やシングルファーザー・シングルマザーにとって、子どもの栄養や健康を気にしながら料理を続けるのは簡単ではありません。
そんなときに頼りになるのが「冷凍弁当」です。
最近は宅配サービスや自作レシピも充実していて、手軽さと栄養バランスを両立できます。
私は料理が苦手なシングルファーザーですが、冷凍弁当を取り入れると時間の余裕が生まれ、気持ちの面でも変化がありました。
この記事では、冷凍弁当を取り入れて感じた悩みと解決法、メリット・デメリット、自作のコツまでをまとめてご紹介します。
手軽なはずなのに?冷凍食品に頼りすぎて出てくる6つの悩み

「今日は何にしようかな…」と冷凍庫を開けて、目についたものをそのまま食卓へ。
私は料理が得意ではないので、ご飯作りは“冷凍食品ルーレット”状態です。
子どもへの愛情はたっぷりのご飯でしたが、実際にはこんな悩みを抱えていました。
バランスが不安定
冷凍食品は手軽で便利ですが、どうしても「そのときの気分」で選びがちです。
気づいたら揚げ物ばかりになっていたり、野菜がほとんど入っていなかったり…。
子どもの栄養面を考えると「これで大丈夫かな?」と心配になる瞬間がありました。
味の当たり外れが大きい
パッケージの写真やキャッチコピーを信じて買ったのに、食べてみたら「口に合わない…」ということも少なくありません。
大人ならなんとか食べきりますが、子どもが一口で「いらない」と残してしまうと、そのまま無駄に。
冷凍庫の奥に眠ったままになることもありました。
値段の割に満足感が少ない
「安い!」と思って買った冷凍食品でも、いざ食卓に出すと量が少なくて結局自分で一品追加する羽目になる…。
数百円の積み重ねでも、週・月単位で見ると意外と大きな出費になります。
満腹感や満足感が得られにくいのも悩みのひとつです。
メニューのマンネリ化
スーパーの冷凍食品コーナーでは「とりあえず無難そうなもの」に手が伸びがちです。
その結果、買い物のたびに違う商品を選んでいるつもりでも、いざ食卓に並べると似たような味ばかり。
気づけば「またこれか…」と子どもに言われることもあります。
食卓に出すときの罪悪感
「今日は冷凍食品に頼ろう」と思っても、どこかで「手抜き感がある」と罪悪感を抱いてしまいます。
娘に「また冷凍食品?」と思われそうで、気が引けることもあります。
忙しさの中で助けてもらっているはずなのに、なぜか後ろめたさが残るのも現実です。
買い物や保存のストレス
私はスーパーの冷凍食品コーナーで「どれを選べばいいのか」と毎回迷ってしまいます。
買いすぎれば冷凍庫はすぐにパンパンになり、何がどこにあるのかわからなくなる…。
便利なはずなのに、買い物や保存の段階で余計にストレスを感じてしまうこともあります。
冷凍食品の不満を解消!宅配弁当サービス
「冷凍食品ルーレット」に振り回されていた私ですが、そんなときに出会ったのが“冷凍宅配弁当”でした。
最初は「高いんじゃないか」「味が微妙だったら嫌だな」と半信半疑。
しかし実際に頼んでみると、栄養バランスも手間の少なさも想像以上で、冷凍食品に感じていたモヤモヤがぐっと減りました。
ここでは、私が実際に試して「これは使いやすい!」と感じた宅配冷凍弁当サービスを紹介します。
nosh(ナッシュ)
- 糖質30g以下、塩分2.5g以下の設計でヘルシー志向
- 和洋中が揃い、メニュー数が多くて飽きにくい
nosh(ナッシュ)は、見た目はややコンパクトですが、副菜まで入っていて全体のバランスがいい宅配冷凍弁当です。
子どもが好きな「から揚げ」や「ハンバーグ」もヘルシーに作られているので助かります。
大人はダイエットや体調管理と両立しやすいです。
ワタミの宅食ダイレクト
- 大手のサービスで安心感がある
- 和食中心で家庭の味に近い
- 価格は比較的手頃
ワタミの宅食ダイレクトは、おばあちゃんの煮物みたいな優しい味つけです。
子どもにはときどき「薄い」と感じることもありましたが、日常の食事としてはむしろ安心。
塩分や油分を抑えたい家庭に向いています。
宅配冷凍弁当サービスを利用して気づいたメリット・デメリット

宅配冷凍弁当を実際に利用してみると、「思っていた以上に便利!」と感じる部分もあれば、「ここは工夫が必要だな」と感じる部分もありました。
私が宅配冷凍弁当を使ってみて気づいた、メリットとデメリットをまとめて紹介します。
宅配冷凍弁当のメリット
- 献立を考えなくていい:毎日の「今日なに作ろう…」から解放。精神的な負担が大きく減る。
- 野菜がしっかり入って栄養バランスが整う:管理栄養士監修で主菜・副菜の偏りを自然に防げる。
- 子どもの偏食にいい変化:副菜で少量ずつ野菜に触れる機会が増え、「一口だけ」から食べられる種類が広がった。
- 保存と衛生面の安心:急速冷凍で衛生管理されている。保存期間が長く、必要な分だけ解凍できてフードロスも減る。
- 体質や目標に合わせて選べる:アレルギー対応、糖質・塩分制限など、家族それぞれのニーズに合うコースが見つかる。
宅配の冷凍弁当は「とにかくラクで安心」です。
献立を考えたり、買い出しや下ごしらえをしたりする負担が一気に減り、決断疲れも軽くなります。
栄養面は安心でき、衛生管理と保存性も高いので、忙しい日や体調がすぐれない日の保険としても頼りになります。
あとはご飯と汁物を少し足すだけで、満足度の高い食事になりますよ。
宅配冷凍弁当のデメリット
- 冷凍庫のスペースを圧迫する:まとめて届くと庫内がすぐ満杯に。到着日に整理・在庫管理が必要。
- 解凍ムラが出ることがある:電子レンジの機種や容器形状によって解凍ムラが起きやすい。途中で向きを変える・追加加熱で対処が必要。
- 送料がかかる場合がある:期間限定で初回の送料が無料などのキャンペーンはあるが、通常は送料がかかる。
宅配冷凍弁当は「置き場所・温め・送料」の3点でコストや手間がかかります。
箱数や配送間隔を調整して庫内を圧迫しないようにし、温めは途中で向きを変えたり少し追加加熱したりすれば解決します。
送料はまとめ買いや定期便で下げられるので、申し込み前に1食あたりの実質単価をざっくり計算しておくと安心です。
冷凍弁当作りに挑戦!おいしく作るコツを紹介
宅配冷凍弁当は便利ですが、コストを考えると「自分でも作れたらいいな」と思うようになり、手作りの冷凍弁当を用意して保存しています。
私がよく作っているメニューやおいしく冷凍して食べる方法について、詳しく紹介します。
冷凍弁当に向いているメニュー
我が家の定番メニューは、鶏の照り焼きや鮭の塩焼き、野菜の胡麻和えなどです。
煮物はホットクックで簡単に作れるので、カレーや角煮もよく作っています。
これらのおかずは少し多めに作り、小分けにして冷凍しています。
ご飯もラップで一膳ずつ包んで冷凍しておけば、食べるときは弁当と一緒にレンジでチンするだけ。
ホットクックに関しては以下の記事も参考にしてください。

食材冷凍のコツ
冷凍する際は、ちょっとしたコツがあります。
水分の多い野菜(ナスやきゅうりなど)は食感が変わりやすいので不向きです。
代わりに、ブロッコリーやほうれん草など冷凍に向いている野菜を選ぶと使いやすいですよ。
弁当箱への入れ方、解凍のコツ
弁当箱の仕切りにはシリコンカップを活用すると、おかず同士の味移りを防げます。
解凍は電子レンジで加熱するのが基本ですが、一度に長時間温めるよりも、途中で向きを変えたり少しずつ追加加熱するほうが均等に温まりやすいです。
「自分で作る冷凍弁当」は、好きなおかずを取り入れながらコストも抑えられるので、宅配冷凍弁当と組み合わせて取り入れるのもおすすめです。
冷凍弁当を取り入れてからの変化

冷凍弁当を取り入れてみると、「想像以上に生活が変わった」と感じる場面がいくつもありました。
時間の使い方や食事の内容だけでなく、気持ちの面や家族の反応にも少しずつ良い変化が出てきたのです。
実際に感じた主な変化を紹介します。
時間の余裕が生まれた
冷凍弁当を取り入れると、毎日の「今日のごはん何にしよう…」というプレッシャーから解放されます。
仕事でクタクタの日でも、電子レンジで数分温めれば栄養バランスのとれた食事をすぐに出せます。
家事に追われる時間が減るので、子どもと会話する時間や自分の休憩時間も増えました。
栄養の偏りが減った
スーパーの惣菜や適当な冷凍食品だけに頼ると「揚げ物が多い」「野菜不足」になりがちです。
宅配冷凍弁当や自作の冷凍弁当は、献立設計がしっかりしているものが多く、自然と栄養バランスが整いやすくなります。
結果として、子どもの健康や成長への安心感が高まります。
食費のコントロールがしやすい
宅配の冷凍弁当は一食あたりの目安が決まっているため、外食やコンビニ頼みより予算管理がしやすいです。
自分で作る冷凍弁当ならさらにコスパがよく、週末にまとめて仕込むと食費を抑えられます。
気持ちがラクに
冷凍弁当があれば、「疲れて作れなかった…」という罪悪感や、「今日もインスタントでごまかした…」という自己嫌悪が減ります。
私は冷凍弁当を取り入れてからは心理的なゆとりが生まれ、日常が少し明るく感じられています。
家族の反応が変わり健康に過ごせる
娘から「今日のお弁当おいしいね」と言われることが増えています。
栄養バランスのいい食事で体調が安定し、風邪をひきにくくなりました。
冷凍弁当を取り入れると、このような小さな変化の積み重ねがあり、「取り入れてよかった」と実感しています。
宅配冷凍弁当サービスは「お試しセット」から始めよう
宅配冷凍弁当が気になるけれど、味や量が合うか不安ということがありますよね。
そんなときに便利なのが「お試しセット」です。
多くのサービスでは、初回限定でお得な価格で注文できる仕組みが用意されています。
お試しセットなら、実際の味つけやボリューム感を確認できるだけでなく、子どもがどんな反応をするかもチェックできます。
いきなり定期便を契約して「合わなかった…」となるリスクを避けられるのも大きなメリットです。
まずは気になるサービスをいくつか試してみて、家族に合うものを比較・検討するのがおすすめです。
まとめ
冷凍弁当は「時間の余裕」「栄養バランス」「気持ちのゆとり」を叶えてくれる、頼もしい味方です。
宅配冷凍弁当サービスを使えば、手間なく安心できるメニューが食べられます。
冷凍弁当を自作できるのであれば、コストを抑えて好みにも合わせられます。
宅配冷凍弁当は、最初はお試しセットで味や量、家族の反応を確認してみるのがおすすめです。
冷凍弁当を上手に取り入れると、毎日の食事づくりがぐっとラクになり、子どもとの時間や自分の休息を大切にできるようになりますよ。